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特徴的な出題傾向や出題方式

入試では、同じ問題が出題されるケースはまずあり得ませんが、大学には、それぞれ特徴的な出題傾向や出題方式があります。センター試験がよい例で、頻繁に出題される分野を中心に勉強すれば、効果的であるのはいうまでもありません。また、難易度や合格点を知れば、どこまで踏み込んで勉強をすべきなのか、到達目標が明確になります。その結果、いたずらに掘り下げるといった無駄が省け、より効率的な勉強ができます。入試本番まであと半年あまり。残された時間をフルに活用するためにも、志望校の出題傾向を知り、問題形式に慣れておくことは必要不可欠です。孫子の兵法にいう「敵を知り己を知らば、百戦危うからず」です。過去の問題を通じて志望校の出題傾向を知り、着実に自分の弱点を補強する。その努力を怠らなければ、必ずや合格の栄冠を勝ち取れる。そう信じて、これからの受験勉強に邁進することが大切です。

偏差値表のせいにしても

オリンピックやワールドカップのような国際大会で、期待していたほどの成果が出せなかったとき、マスコミが「採点方法が変わった」「前回、優勝できたのは某国の選手が出ていなかったから」「前の試合との間隔が空きすぎた」「靴や道具が合わなかった」「前々から体調を崩していた」……大会前には報道されなかった敗因理由を次々に書きたてることがよくあります。そんな記事を目にしていると、試験後にお母さんたちが訴えてくる「不合格理由」が重なってきます。「不得意な分野ばかり出た」「試験会場が寒くて途中トイレに行かざるをえなかった」「A社の偏差値を信じて受けたら、B社ではもっと難しいことになっていた」「隣の子の咳がひどくて集中できなかった」……。際限なく理由があがります。でも考えてみれば、世の中はなんの障害もない無風の温室であるわけがありません。想定外のことが起こるのが常なのです。不本意な結果をいまさら偏差値表のせいにしても始まりません。想定外のことを、極力少なくしておくのも親としての責任です。

受験勉強がいやだと感じる原因

ある高校生である。「宇宙工学がやりたい。物理をやりたい」という。それなのに受験勉強に熱が入らない。憂うつな顔をしている彼は、ある人から「どうしてその大学に入らなければならないの?とにかくどこでもいいから入学したら」と言われた。「自分の家から通える都内の大学ならどこでもいいから入学したら」とも言われた。誰もが言える、何でもない言葉のようだが、彼は気が楽になって勉強する気になった。それまで彼は「この大学に入らなければ」と思っていた。それは、自分の劣等感であり、父親の劣等感だと彼は気がついた。悩みの真の原因は劣等感と理解できた。自分で自分の首を絞めていることがわかったら、気が楽になった。「入学してから勉強したらいいのではないか」と思ったら、何かがふっ切れた。そこから彼はペラペラと話しだす。彼は受験がいやだった。しかし受験そのものがいやというよりも、自分の能力を超えたことをしようとしていたことが「いやだった」のである。その無理が、受験勉強がいやだと感じる原因だった。