一九四四年七月、米国のブレトンウッズで連合国通貨金融会議が開かれました。ここで新しい国際通貨体制を支える機関として、IMF(国際通貨基金)の設立を決めました。この時からIMFを中心とする国際通貨体制、つまりブレトンウッズ体制がスタートしたわけです。ブレトンウッズ体制の基本的な原則は三つありました。第一は固定平価主義で、IMF加盟国は金または米ドルを基準として自国通貨の平価を決め、それに基づいて固定相場を維持するという原則です。第二は為替取引の制限撤廃で、為替管理や資本の流出入規制をやめ、自由な為替取引をめざすという約束です。第三はIMFによる資金供与で、国際収支の赤字国につなぎ資金を与え、貿易決済などを助けることが狙いです。これらの原則の中で、特に重要だったのは固定平価主義です。金とドルを基準に各国通貨の平価を決め、為替相場を安定させることによって、世界経済の発展をめざそうという考え方です。またポンドは一九五八年からドルとの交換性が自由に認められるようになり、国際取引の決済に使われることから、戦後の国際通貨体制は金・ドル・ポンド体制だったということもできます。
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